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2017.05.12

都合の悪い事実

先日、炭火の旨さについてブログを作成していたときに、とんでもない情報をネット上で見つけてしまいました。
なんでも、炭火で焼いた食材には発がん性物質が含まれているというのです。
すぐに
”炭火 発がん性”
でググりましたよ。すると、

 

”炭火焼ステーキ1キログラムには600本のタバコに含まれているのと同量のベンゾピレン(強力な発癌物質)が含まれている。”

 

というワードが数多く出てくるじゃあないですか!!
他にも

 

”食材から落ちた脂で上がる煙に発ガン性がある。”
”食材がその煙で燻されて体内に摂取している”
”炭火焼きはフライパン調理の20倍のベンゾピレンの検出量がある。”

 

とのこと。
見なかったことにしてPCをそっと閉じようと思いました。
薫煙効果が炭火の醍醐味だなんて矛盾してしまうじゃあないですか。

デメリットを伝えずに、しれっと炭火の良さだけを伝え続けよう。
そう一瞬思いました。

 

 

しかし、そういうわけにはいかないじゃあないですか。
正義感もそうですが、なにより今後自分が炭遊びする度に”癌”に近づいたって思うのは嫌じゃないですか。
焼き鳥もウナギも食べたいし、匂いも嗅ぎたいじゃないですか。

だから調べましたよ。
ネットで。

 

 

まず、強力な癌発生物質ベンゾピレンとはなにか?

 

ベンゾピレンとはIARC国際がん研究機関で発がん性リスクのあるものと指定(グループ2A:ヒトに対する発癌性がおそらくある化学物質、混合物、環境)されているとのこと
*もっと危ないグループ1にはアルコールやタバコの煙が分類されている

脂肪や炭水化物が不完全燃焼するときに発生。排気ガスやタバコの煙にも含まれる。

摂取してすぐにどうこうということはない。
脂肪組織に蓄積されて、特に腎臓、肝臓、胃などの消化器系臓器に影響を及すそうで、
癌を誘発し、突然変異を起こす環境ホルモンとされているとのこと。

 

 

なんだかすごく良くない物のようです。

 

 

では、ベンゾピレンはどんなものに含まれているのか。
ベンゾピレンの検出される炭火焼は食べたら癌になるのか?
どのくらいまでなら摂取していいのか?

知りたいと思いました。

 

 

ベンゾピレンは様々な食品(ハム、ベーコン、コーヒー、粉ミルク、漢方薬など)から検出され、空気中にも存在する。
特に鰹節はEUの輸入基準を大幅に超えるため規制されたとの情報が多い。

国内で販売されている鰹の削り節からは最大値200μg/kg、最小値0.16μg/kg、平均値29μg/kg、中央値27μg/kgのベンゾピレンが含まれていたとのこと。

一方我らが炭火の焼肉はというと50μg/kgのベンゾピレンが含まれているのだそう。
仮定の計算なので一概に比較はできないが、仮に50kgの人が毎日炭火焼肉を50g食べると想定したとして、その発がんリスクは6.6mSvの放射線に相当し、人体に影響のあるレベルを大きく下回っているという。

 

どのくらい摂取していいかという記事は見つけられませんでした。
(もしかしたら難しくて分からなかっただけ?)
人体は発がん性物質の活動を抑制する免疫体系と解毒器官があり、微量の毒性物質は体が自ら解毒し何ら問題はないとの記述も。
日常バランスよく食生活を送っていれば気にするレベルではないのでは?

 

 

日本人で発がん物質のリスクが一番高いのはヒ素であり、コメやヒジキを食すことなのだそう。
調べていて、ほぼ全ての食品にはリスクがあるということを理解しないといけないと学びました。

 

確かにフライパン調理よりも炭火調理の方がベンゾピレンの割合が高いのでしょう。
ですが結局何を食べてもリスクはあり、それはその一部にしか過ぎないと解釈しました。
それに、そもそも大した問題ではなく、ブログに書く必要があったのだろうかとだんだん感じてきました。
*せっかく調べたり書いたりしたのでupします

 

もちろんリスクを減らすに越したことはありません。
落ちた脂の煙を食材に付けないようにするならSUMIYAKICKASSの木炭が最適じゃないでしょうか?
放射熱で加熱するので炭の真上に食材を置かなくても調理できますし。*完全に脂の煙を避けるにはテクニックが必要かもしれません

 

 

そうそう!
”炭火焼ステーキ1キログラムには600本のタバコに含まれているのと同量のベンゾピレン(強力な発癌物質)が含まれている。”

 

でした。
今回はちょっと長いですね。。

 

これはどこかからか言葉が一人歩きしてしまったとのこと。

もとは
”紙巻煙草1本分の煙に含まれる発癌性物質ベンツピレンの量は、肉1gを焦がした際に出る煙に含まれる量より少ない。”

 

というところから来ているのだそう。
つまり、1gの肉を(炭化させるまで)焦がし、その際に発生する煙に含まれている量に対しての比較表現だったのだそうです。

また、そもそもタバコにはたくさんの有害物質が含まれており、ベンゾピレンがその中で特に多い物質なわけではないらしい。

 

 

なんだかホッとしました。
ホッとしましたよ。。。私は。

 

 

もちろん焼き鳥もウナギも食べるし、匂いも嗅いじゃいますよ。